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マグ溶接




マグ溶接とは、溶接技術の分野において術語として用いられる溶接用語の一つで、アーク溶接の溶接方法に定義される用語の一つです。
マグ溶接は、アーク溶接(アークを熱源とする溶接)の中でも、CO2(炭酸ガス)、Ar(アルゴン) などのガスによって、アーク及び溶着金属を大気から遮へいしながら行うアーク溶接の総称であるガスシールドアーク溶接の一種です。
マグ溶接における主なシールドガスは、CO2(炭酸ガス)と、Ar-Co2(アルゴン−炭酸ガス)の混合ガスです。そのため、溶接雰囲気が酸化性ガスを含むことから、マグ溶接 : MAG(Metal Active Gas)と呼ばれます。
マグ溶接は、溶接材料(ワイヤ)が電極となる溶極式(消耗電極式)のガスシールドアーク溶接です。

JIS規格 溶接用語(JIS Z 3001)における、マグ溶接の定義は以下です。

分類: アーク溶接 ≫ 溶接方法

番号:2109

用語:マグ溶接

定義:
CO2、Ar と CO2 との混合ガスなど、酸化性のシールドガスを用い、溶接ワイヤを電極とするアーク溶接の総称。

対応英語(参考):
MAG (metal active gas) welding;
metal-arc active gas welding

ISO番号(参考):857の1.2.8