アーク溶接,溶接機,方法,種類,記号,TIG,ガス,スポット,継手,開先等-JIS規格

 

溶接性試験



C形ジグ拘束突合せ溶接割れ試験とは、溶接技術の分野において術語として用いられる溶接用語で、試験の溶接性試験に定義される用語の一つです。
C形ジグ拘束突合せ溶接割れ試験は、溶接用語においては、溶接性試験(溶接性を調べる試験)に分類される試験に関する用語の一つで、溶接割れの感受性を調べる溶接割れ試験の一種です。
C形ジグ拘束突合せ溶接割れ試験は、フィスコ試験とも言われ、JIS Z 3155 に規定されている試験で、C形ジグに突合せ試験片をボルトで締付け・拘束して行う割れ試験のことです。

T継手形溶接割れ試験とは、溶接技術の分野において術語として用いられる溶接用語で、試験の溶接性試験に定義される用語の一つです。
T継手形溶接割れ試験は、溶接用語においては、溶接性試験(溶接性を調べる試験)に分類される試験に関する用語の一つで、溶接割れの感受性を調べる溶接割れ試験の一種です。
T継手形溶接割れ試験は、T継手(一つの板の端面を他の板の表面に載せて、T形のほぼ直角となる溶接継手)のすみ肉割れを調べる試験のことです。

U開先溶接割れ試験とは、溶接技術の分野において術語として用いられる溶接用語で、試験の溶接性試験に定義される用語の一つです。
U開先溶接割れ試験は、溶接用語においては、溶接性試験(溶接性を調べる試験)に分類される試験に関する用語の一つで、溶接割れの感受性を調べる溶接割れ試験の一種です。
U開先溶接割れ試験は、スリット形溶接割れ試験のうち、試験板の開先形状をU形とする、JIS Z 3157 に規定される溶接割れ試験のことです。

y開先溶接割れ試験とは、溶接技術の分野において術語として用いられる溶接用語で、試験の溶接性試験に定義される用語の一つです。
y開先溶接割れ試験は、溶接用語においては、溶接性試験(溶接性を調べる試験)に分類される試験に関する用語の一つで、溶接割れの感受性を調べる溶接割れ試験の一種です。
y開先溶接割れ試験は、スリット形溶接割れ試験のうち、試験板の開先形状を斜めのy形とする、JIS Z 3158 に規定される溶接割れ試験のことです。

インプラント形溶接割れ試験とは、溶接技術の分野において術語として用いられる溶接用語で、試験の溶接性試験に定義される用語の一つです。
インプラント形溶接割れ試験は、溶接用語においては、溶接性試験(溶接性を調べる試験)に分類される試験に関する用語の一つで、溶接割れの感受性を調べる溶接割れ試験の一種です。
インプラント形溶接割れ試験は、単にインプラント試験とも言われ、定荷重引張りを与えた熱影響部(溶接などの熱で組織、や治金的性質、機械的性質などが変化を生じた、溶融していない母材の部分)に割れが発生しない限界引張応力を求めるための試験のことです。

スリット形溶接割れ試験とは、溶接技術の分野において術語として用いられる溶接用語で、試験の溶接性試験に定義される用語の一つです。
スリット形溶接割れ試験は、溶接用語においては、溶接性試験(溶接性を調べる試験)に分類される試験に関する用語の一つで、溶接割れの感受性を調べる溶接割れ試験の一種です。
スリット形溶接割れ試験は、スリット形の開先を設けた試験板を用いることにより、割れを起こりやすく工夫した試験方法のことです。

テーパ硬さ試験とは、溶接技術の分野において術語として用いられる溶接用語で、試験の溶接性試験に定義される用語の一つです。
テーパ硬さ試験は、JIS規格においては、JIS Z 3115 に規定されている試験で、鋼板の溶接熱影響部の硬化性を調べるための試験です。
テーパ硬さ試験では、テーパ試験片を使って冷却時間と最高硬さとの関係が求められます。

ビード下割れ試験とは、溶接技術の分野において術語として用いられる溶接用語で、試験の溶接性試験に定義される用語の一つです。
ビード下割れ試験は、溶接用語においては、溶接性試験(溶接性を調べる試験)に分類される試験に関する用語の一つで、溶接割れの感受性を調べる溶接割れ試験の一種です。
ビード下割れ試験は、溶接割れのうち、ビード下割れ(ミクロ割れ)調べるために行われる試験のことです。

丸棒形溶接割れ試験とは、溶接技術の分野において術語として用いられる溶接用語で、試験の溶接性試験に定義される用語の一つです。
丸棒形溶接割れ試験は、溶接用語においては、溶接性試験(溶接性を調べる試験)に分類される試験に関する用語の一つで、溶接割れの感受性を調べる溶接割れ試験の一種です。
丸棒形溶接割れ試験は、丸棒同士を密着させた境界部分に溶接を行ったものを試験材として、溶着金属(溶加材から溶接部に移行した金属)の割れ感受性を調べるための試験のことです。

再現熱影響部試験とは、溶接技術の分野において術語として用いられる溶接用語で、試験の溶接性試験に定義される用語の一つです。
再現熱影響部試験は、溶接を行うための母材に対して、熱影響部(溶接などの熱で組織、や治金的性質、機械的性質などが変化を生じた、溶融していない母材の部分)と同じ熱サイクルを再現することにより、その母材の部分の性質を調べる試験のことです。

指形溶接割れ試験とは、溶接技術の分野において術語として用いられる溶接用語で、試験の溶接性試験に定義される用語の一つです。
指形溶接割れ試験は、溶接用語においては、溶接性試験(溶接性を調べる試験)に分類される試験に関する用語の一つで、溶接割れの感受性を調べる溶接割れ試験の一種です。
指形溶接割れ試験は、溶接割れのうち、特に高温割れ(溶接部の凝固温度範囲又はその直下のような高温で発生する割れ)を調べるための試験のことです。
指形溶接割れ試験は、”ゆびがた溶接割れ試験”と読みます。

十字継手溶接割れ試験とは、溶接技術の分野において術語として用いられる溶接用語で、試験の溶接性試験に定義される用語の一つです。
十字継手溶接割れ試験は、溶接用語においては、溶接性試験(溶接性を調べる試験)に分類される試験に関する用語の一つで、溶接割れの感受性を調べる溶接割れ試験の一種です。
十字継手溶接割れ試験は、3枚の鋼板から構成され、十字形となる十字継手を試験板とし、その4箇所のすみ肉溶接部の割れの発生状況を調べるための試験のことです。

重ね継手溶接割れ試験とは、溶接技術の分野において術語として用いられる溶接用語で、試験の溶接性試験に定義される用語の一つです。
重ね継手溶接割れ試験は、溶接用語においては、溶接性試験(溶接性を調べる試験)に分類される試験に関する用語の一つで、溶接割れの感受性を調べる溶接割れ試験の一種です。
重ね継手溶接割れ試験は、試験材として重ね継手(母材の一部を重ねた溶接継手)を用い、そのすみ肉溶接の横断面を研磨して割れを調べる試験で、JIS Z 3154 に規定されている溶接割れ試験のことです。

水素量試験とは、溶接技術の分野において術語として用いられる溶接用語で、試験の溶接性試験に定義される用語の一つです。
水素量試験は、JIS Z 3118 に規定される試験で、溶着金属(溶加材から溶接部に移行した金属)又は溶接金属(溶接部の一部で、溶接中に溶融凝固した金属)の含有水素の定量を行う試験のことです。

窓形拘束溶接割れ試験とは、溶接技術の分野において術語として用いられる溶接用語で、試験の溶接性試験に定義される用語の一つです。
窓形拘束溶接割れ試験は、溶接用語においては、溶接性試験(溶接性を調べる試験)に分類される試験に関する用語の一つで、溶接割れの感受性を調べる溶接割れ試験の一種です。
窓形拘束溶接割れ試験は、溶接割れのうち、主に高張力鋼溶接継手における横割れ(ビード又は熱影響部において、溶接部に直角方向に生じる割れ)の感受性を調べるための試験のことです。

展開式すみ肉溶接割れ試験とは、溶接技術の分野において術語として用いられる溶接用語で、試験の溶接性試験に定義される用語の一つです。
展開式すみ肉溶接割れ試験は、溶接用語においては、溶接性試験(溶接性を調べる試験)に分類される試験に関する用語の一つで、溶接割れの感受性を調べる溶接割れ試験の一種です。
展開式すみ肉溶接割れ試験は、溶接割れのうち、溶接棒の高温割れ(溶接部の凝固温度範囲又はその直下のような高温で発生する割れ)の感受性を調べるために用いられる割れ試験のことです。

溶接割れ試験とは、溶接技術の分野において術語として用いられる溶接用語で、試験の溶接性試験に定義される用語の一つです。
溶接割れ試験は、溶接用語においては、溶接性試験(溶接性を調べる試験)に分類される試験に関する用語の一つです。
溶接割れ試験は、溶接割れ(溶接部に生じる割れ状の欠陥)の感受性を調べるための試験のことです。
溶接割れ感受性を評価する方法としては、JIS規格において以下のような様々な溶接割れ試験が規定されています。

溶接継手試験とは、溶接技術の分野において術語として用いられる溶接用語で、試験の溶接性試験に定義される用語の一つです。
溶接継手試験は、溶接継手(溶接された継手)の性能試験を目的とする試験です。
溶接継手試験では、母材と溶接金属(溶接部の一部で、溶接中に溶融凝固した金属)とが一体となった状態で試験が実施されます。

溶接性試験とは、溶接技術の分野において術語として用いられる溶接用語で、試験の溶接性試験に定義される用語の一つです。
溶接は、溶接する部材(母材)によって、溶接方法や溶接棒、溶接ワイヤなどを適切に選定する必要があります。そのため、そのような溶接性(母材に最適と思われる溶接棒又は溶接ワイヤ及び溶接方法によって、良好な溶接を行うことができる母材の能力を表すもの)を調べる試験のことを、溶接性試験といいます。

溶接熱影響部最高硬さ試験とは、溶接技術の分野において術語として用いられる溶接用語で、試験の溶接性試験に定義される用語の一つです。
溶接熱影響部最高硬さ試験は、JIS規格においては、JIS Z 3101 に規定されている試験で、溶接熱影響部の最高硬さ(鋼の溶接熱影響部は、組織変化に伴って溶接ボンド部からの距離に応じて硬さの変化が現れる。この部分の硬さの最高値)を調べるための試験のことです。

溶着金属試験とは、溶接技術の分野において術語として用いられる溶接用語で、試験の溶接性試験に定義される用語の一つです。
溶着金属試験は、溶接材料の性能試験を目的とする試験です。
そのため、溶着金属試験で用いられる試験片は、試験を行う部分がすべて溶着金属(溶加材から溶接部に移行した金属)からなる試験片で行われます。